フェイスブック 若き天才の野望 - デビッド・カークパトリック著

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
(2011/01/13)
デビッド・カークパトリック

商品詳細を見る


マレーシアでも爆発的な人気を誇るフェイスブック。Alexa Internetが示しているデータにおいても、マレーシアにおいてフェイスブックはGoogleを抜いて第1位のアクセスとなっている。そうしたこともあって、フェイスブックについて書かれた著書は多数あるが、本書は会社創設に関係した人々のインタビューが数多く記録されているとの理由から手にしてみた。

「われわれは人々が世界を理解する方法をより効果的なものにしようと試みています。われわれの目的はサイトの滞留時間を最大にすることではない、われわれのサイトを訪問している時間を最大限に有意義なものにしようと努力しているんです」。プロローグからマーク・ザッカーバーグの理念に惹きつけられた。こうしたビジネスに対する姿勢は昔のソニーやホンダなどに共通しており、共感がもてる。

全体を通して、Facebook創設時についてかなりのページが割かれているが、このとてつもないサービスがどのような経緯で5億人のユーザーを獲得するまでの規模になったのか垣間見ることができる。1990年代にはマイクロソフトが存在感を示し、誰もが立ち向かうことはできないと思われていた。それが2000年にはGoogleが台頭し、マイクロソフトを脅かす存在になった。そして今では、Facebookがその中に加わっている。こうした構図を見ていると、アメリカのビジネス環境がダイナミズムに富んでいることを改めて認識できる。





また、ユビキタス社会では人とモノ、場所をシームレスにネットワークへ接続することを目指しているが、Facebookは実際の人がネットワーク上でつながりを持つことで、大きな役割を果たしている。そして彼らのプラットフォームを活用すれば、RFIDとの連携でモノと場所もつながることが可能となるのだろう。以前、コカコーラがイスラエルのコカコーラビレッジでRFIDタグを配布して面白い試みを行っていたが、それも一つの可能性だろう。





スポンサーサイト

U MOBILE、ZTEと100Mbpsワイヤレス通信で戦略的提携

3月15日、U MOBILE はマレーシア国内での3Gモバイル事業に関して、ZTEと戦略的提携を締結したと発表。将来的には、100Mbpsの高速通信サービス構築を視野に入れている。

U MOBILEプレスリリース「U MOBILE AND ZTE ANNOUNCE STRATEGIC PARTNERSHIP TO BUILD A 100 MBPS WIRELESS NETWORK IN MALAYSIA」

ZTEプレスリリース「U Mobile and ZTE Announce Strategic Partnership to Build a 100 Mbps Wireless Network in Malaysia」





署名式には、政府側からマレーシア情報通信文化省の Rais Yatim大臣、そして中国側からChai Xi駐マレーシア中国大使が立会いとして出席している。

プレスリリースなどによると、今回の戦略的提携は2つの段階で構成されている。まず第一段階では、2001年第2四半期中に同社が提供している42Mbpsのモバイルネットワークをマレーシア中央部と西部、そして北部に拡張するというもの。このサービスで提供されている速度がベストエフォートということもあり、数字そのものはあまり信じていなかったが、いろいろと利用者のBlogなどを読んでいると、下りで10Mbps以上、上りで2Mbps程度は出ている様子。価格が競合他社より安いことを考えると、かなりのコストパフォーマンスと思われる。

そして第二段階では、LTEプラットフォームの整備、そしてマレーシア全域で100Mbpsの通信速度を提供できるようにする予定。この100Mbps はLTEの仕様上の最高速度と記憶していたので、実際に使用する時にはかなり速度が落ちるものと思っていたが、同社が公開している試験では100Mbpsの数字が出ている。





ただ、実際の運用時にはトラフィック量が増えるのでこの数字は出ないだろうが、それでもかなりの高速通信が期待できるのだろう。あと、価格についても期待したい。このLTEに関しては、現在MCMCによる周波数割り当ての審査待ちという。

これだけアグレッシブに展開している同社だが、マレーシア国内での市場シェアはまだ1%未満とかなり小さい。ちなみに、年内の目標は3-5%に市場シェアを引き上げることらしい。そのために、基地局数を現在の1,000ヶ所から、今後1年~1年半の間に2,000~3,000ヶ所増設する計画となっており、これによって全人口の85~90%をカバーすることが可能になるという。

U MOBILEの一連の取り組みの結果として、競合他社も競争力のあるサービスを提供してくれればと期待する。

TIME Fiber Internet導入

これまで使用していたブロードバンドサービスのサポート体制と通信品質が良くなかったこともあり、会社と自宅のインターネットサービスプロバイダーの変更を行った。当初、会社の方はTMのADSLを導入するつもりでいたが、エージェントの対応が悪く、最後には連絡できない状況に陥ってしまった。仕方なく他のISPを調査していたところ、TIMEが会社と自宅へ光ファイバーサービスを提供できるとのこと。工事期間はオフィスビルディングの場合だとマネージメントとの交渉、あと屋内配線に時間を要するので1週間から10日程度、また1ヶ月間は試用期間中とし、本契約かどうか判断できる。悪くない条件。

早速、会社の方は6Mbpsのパッケージを、自宅は2Mbpsのパッケージを申し込んだ。

自宅はコンドミニアム内だが、3月18日朝から業者が入って工事と接続を実施。同じコンドミニアムで他にも3世帯が申し込んでいたので、業者はかなり忙しく動き回っていた。配線工事は2時間程度、セットアップは30分程度で完了。提供された機器は、

-GPON Terminal: Huawei EchoLife HG850a
-Wireless-N Router: Cisco Linksys WRT120N
-IP phone: Uniden Dect Phone AS8114

早速Speedtest.netで通信速度を調べてみると、下りも上りも2Mbpsで安定している。高速通信が可能な光ファイバーにもかかわらず、あえて通信速度をかなり絞って余裕があるのだから、当然といえば当然の数字か。

time_home_20110318.png

会社の方は3月21日に配線工事が完了し、翌22日に各種設定をしてもらった。こちらは配線工事に時間を要してしまい、予定よりも導入に遅れが生じた。驚いたことに、提供された機材は自宅のものと全く同じ。会社向けなのだから、もう少ししっかりした機材が提供されると期待していたのだが・・・。
自宅と同様に通信速度を調べてみると、下りも上りも6Mbpsで安定。とりあえず、これで1ヶ月間様子を見ることになるが、アップロード速度が格段に向上したのが嬉しい。

time_office_20110322.png

一般家庭のゴミ分別、2013年4月からに

Solid Waste Management and Public Cleansing Actの発効に伴い、今年4月から家庭ゴミの分別義務化が開始される予定であったが、やはり国民の認知率が低いとの理由から、2013年4月へと先送りすることが住宅地方自治相から発表された。「Solid waste management act to be enforced from next month」参照。

最近、マレーシア国内においてはプラスチックバッグに対して消費者の理解が広がってきているが、ゴミの分別についてはまだ無関心なのだろう。街中でも、ゴミ箱があっても分別を指示したものはほんど目にしないし、そこら中に平気でゴミが捨てられている。たぶん、これはモラルの問題なのだろうが…。政府としては、2013年4月まで全国でロードショーを展開し、国民の周知徹底を図る計画という。

あと、先日ローカルのラジオを聴いていたら、ゴミの分別やリサイクルについては日本が優れており、実際にどのような活動がされているのか説明されていた。実際、日本のゴミ分別はかなり高度であり、徹底している印象がある。多分、マレーシアではそこまで対応できないだろう。過去のニュース記事を読むと、マレーシア政府は各家庭に有機ゴミとリサイクルゴミを分けて保管するゴミ箱を支給し、リサイクル・ゴミは回収業者が回収後により細かく分別するというプランが紹介されていた。マレーシアの事情を考えると、やはりこれが一番効率的だろう。

あと個人的に懸念があるのは、リサイクル・ゴミを回収した後の対応、つまりリサイクル業者、或いはリサイクル技術の充実。現時点で、マレーシアのリサイクル率は5%でしかない。ゴミの分別が進んでいないこともあるが、それを受け入れる業者や技術が絶対的に不足していることが主要因の一つであると予想される。実際、マレーシアでリサイクル製品を目にする機会は殆どない。
そうした視点に立つと、日本の数多くのリサイクル技術やノウハウはマレーシアで事業機会を得られる可能性が高いと思われる。ただ、やはりコストと品質のバランスが重要であり、日本のそれがそのまま通用することはないだろう。発展途上国に合わせた仕様へ改良し、導入を進めることが重要となるかも知れない。

下記は参考資料。


OVERVIEW OF SOLID WASTE MANAGEMENT IN MALAYSIA -


Global Salary Survey 2011

2月28日、スペシャリスト人材紹介会社Robert Waltersは「グローバル給与調査(英名:Global Salary Survey)」を発表。世界各国における業種別給与が示された。

同社のサイトから報告書の全文を読むことができるが、The Starの表がかなりよくまとまっていた。

salary_outlook_2011.jpg


まず報告書に示されている数字を見ると、全体的にマレーシアの給与が高いといった印象を受けた。特に金融関係は高給であり、勤続年数が5-8年になると、日本の会社員よりも給与が高いのではないだろうか?

ICTに関しては、ソフトウェアエンジニアが2011年においてRM 70k-110k(約190-300万円)と見込まれている。A.T. KearneyのIT関連の外部委託先についての調査でも示されたが、マレーシアのITCサービスに対する魅力は高く、需要は増加していると思う。ただ、私の周りの会社では、ソフトウェア開発などの業務はマレーシア人が行うと既に割高になってしまうため、インドネシア人などの外国人を雇用したり、中国などへ委託したりしているケースが多くなっているように感じる。こうした場合、マレーシアのソフトウェアエンジニアは低所得国ではできない高度な仕事を担う必要がありそうだが、スキルの方がそれに追いついていないようにも…。

またプロジェクトマネージャーについては、同RM 120k-192k(約330-520万円)となっている。ただ、こちらで仕事をしていると、この数字に見合うだけの価値の仕事をしているかは疑問。私自身、マレーシアでいくつかのプロジェクトマネージメントに関わってきたが、PMBOKなどのツールを使用しているケースは殆どみたことがないし、プロジェクトマネージメントというよりは、ポリティックマネージメントといったシーンをよく目にする。

この表だけを見ると、確かにマレーシアは高所得国家になりつつあるように感じるが、それと同時に年収がRM 20k(約54万円)に満たない労働者も多数存在する。この辺のボトムアップはかなり難しいように感じるが、2020年の先進諸国を目指すのであれば、賃金格差が是正されるような政策は必要となるだろう。



| ホーム |
Page Top↑
▲ Page Top