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グーグルを驚愕させた日本人の知らないニッポン企業



本のタイトルに惹かれて手に取ったが、『グーグルを驚愕させた』とちょっと違うような印象が・・・。内容の半分ぐらいは著者の自伝といった感じで、どれだけ猛烈に働いて売り上げを伸ばしたかなどが書かれている。
それでも、アフリカ諸国でのビジネスモデル確立や目指す将来像、それに伴う行動力や判断は読んでいて面白いし、敢えて失敗事例も取り上げられている。私自身、東南アジアの発展途上国で仕事をしているので、共感できる部分は多い。実際、日本では予想していなかった思わぬ業種が現地の需要に合致していることもあるので、インターネットを駆使すればそうした需要を見出せる可能性もどんどん増えていくだろう。
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マレーシアにおける日本の品質神話

10月8日、国内鉄鋼第3位の神戸製鋼所がアルミ・銅製品における品質データに改ざんがあったことを発表した。その後、日産自動車において資格のない従業員が不適切な検査を続けていたことが明るみになった。これらニュースはマレーシア国内でも大きく取り上げられ、テレビやラジオ、新聞などの媒体でも詳細が紹介されている。

これまで、マレーシア国内では日本企業=高品質とのイメージがあり、現地の日本企業もそれを差別化戦略の骨子と置いて事業を展開してきた。産業用機械であれば、中国製や台湾製と比較すると販売価格は高額だが、長期的に見た場合のランニングコストや修理費用などを抑えることができ、長寿命であることがアピールされてきた。食品や日用品においても、日本品質だから中国製と比較しても安全性が高く、安心して使用できるなどが謳い文句となっている。実際スーパーに行くと、日本No.1を謳った製品を目にすることができる。

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しかし、実際に日本品質だからといってそれが販売に大きく影響しているかと言われると、これはかなり限定的な印象が強い。日本製品が強い市場としては、例えば自動車産業であれば非国民車市場では日本メーカーが上位を独占しており、品質に対する評価は高く、日本の品質神話が有効に働いていると言える。この場合の品質は、車両そのものの品質だけではなく、販売後のサービス品質も含まれており、消費者の満足度は高いと思われる。また、家電製品についても、日本製品は高品質との認識が定着しており、市場においては上位に位置付けられている。近年は、韓国や中国のメーカーが魅力的な商品展開を行っており、価格も日本製品よりも安価なことから、年々市場シェアは増加傾向にあるが、それでも日本の品質神話が消費者の購買意欲に影響を及ぼしていると感じる。

それ以外の市場においては、私自身、マレーシア国内で日本メーカーの産業用機械や工業製品の事業展開を支援したことがあるが、類似した製品を展開する競合が多い場合、日本品質はあまり通用しない印象が強い。確かに、安価な中国製品に手を出したために痛い目を見た会社も多いが、それでも中国製品は日進月歩で品質が向上しているし、技術的にも日本製品でなければ困るといったことも少ないと聞く。クライアントと交渉しても、価格を見ると大概は検討しますのレベルで止まってしまい、なかなか購入意欲を高めることができない。どれほど品質が優れていても、最終顧客の予算内でなければ意味がないし、マレーシア企業の場合はかなり価格にシビアな傾向にある。要求機能・仕様を満たすことができるのであれば、あとは実績や価格勝負となってしまう。いずれにしても、日本品質が購買意欲に大きく作用する市場は限定的であり、それだけを軸とした戦略だとマレーシアでは成功しないと感じる。

また、日本企業の場合、スピード感が他国に比べて遅いことを頻繁に指摘される。品質的は優れていても、いざ案件が動くとなると意思決定にかなりの時間を要してしまい、せっかくの機会を競合の中国企業や韓国企業、台湾企業に持っていかれることもある。こうした結果、マレーシア国内での日本製品やサービスの売り先が、現地の日本企業に限定されてしまったりすることもある。

今回、神戸製鋼のデータ改ざん問題や日産自動車の不正検査問題が取り上げられたことで、日本製品も中国製品とあまり変わらないといった声も聞こえており、これまで強みとしていた品質神話の有効性は徐々に疑問視される傾向にあるかも知れない。マレーシア国内で日本品質に対する認識が直ぐに変わることはないだろうが、こうした問題が続けば現地の日本企業も大きな影響を被ることになるだろう。

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IoTやインダストリー4.0、インダストリアル・インターネットについて分かりやすく記載されているので、とりあえずIoTを知りたい方向けの入門書といった印象。将来、IoTが サービスや製造、自動車、医療等においてどのような影響を及ぼす可能性があるのか示されている。ただ、これだけだとIoTで何ができるのか?何をしなければいけないのかは分からないと思う。
RFIDを利用したIoTシステムを推進している者からすると内容の深さに物足りなさを感じる。できれば、実際の導入事例やその効果についての情報が欲しかった。

インターネット速度、マレーシアは6.69Mbpsで世界第63位

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2017年8月8日、Cable.co.ukは『Speed test data shows UK's average broadband speed is 16.51Mbps』にて、世界各国のインターネット速度についての調査結果を公開した。

マレーシアの通信速度は6.69Mbpsで世界第63位、東南アジア圏内ではシンガポールとタイに次ぐ第3位となっている。ただ、世界首位のシンガポールは55.13もMbpsの通信速度とマレーシアとは大きな開きがある。2015年にAkamai Technologieがまとめた通信速度の報告書では、マレーシアの通信速度はスリランカよりも遅い4.3Mbpsであることが明らかにされたが、そこから少し改善されたと言える。

[東南アジア諸国のインターネット速度]
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通信速度が改善された背景には、連邦政府が2017年度予算案において光ファイバーブロードバンド『Unifi』の料金をそのままで通信速度を2倍とし、且つ月額料金を2年以内に50%引き下げることが示されたことがある。実際、今年1月よりUnifiの通信速度は2倍に引き上げられている。

テレコムマレーシアはHSBB、HSBB2、SUBBによって光ファイバー網の拡充を進めているが、国内においては都市部においても光ファイバーによる高速ブロードバンドが使えない地域がまだ多数存在している。例えば、クランバレー内でも低所得者向けフラットでは光ファイバーが提供されていない。また、私が住んでいる住宅地においても、光ファイバー契約数が回線上限に達しており、新規契約はウェイティングリスト待ちと聞いている。

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また、マレーシア通信マルチメディア委員会が2017年8月2日にリリースした『Communications and Multimedia : Facts and Figures, 1Q 2017』において、国内の情報通信統計が示されている。

まず、世帯当たりのブロードバンド普及率を見ると、2016年に80%を超過し、2017年第1四半期は81.8%を記録している。10年前の2007年が15.2%だったので、この10年で大きく伸びている。州別で見ていくと、最も普及率が高いのはクアラルンプール市の191.5%、ジョホール州130.2%、セランゴール州117.4%となっている。逆に低かったのがケランタン州64.1%、サバ州58.1%という結果で、州での格差が大きいことが分かる。

[マレーシアのインターネット普及率(世帯)]
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次に携帯電話普及率を見ると、2014年の148.3%をピークとして下落が続いており、2017年第1四半期には134.0%にまで落ち込んでいる。また、ポストペイド契約者数も2016年の960万まで伸びたが、2017年第1四半期には940万と減少傾向に転じている。

[マレーシアの携帯電話普及率]
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携帯電話と対照的なのが有料TV契約者数で、こちらは2011年の48.5%から2017年第1四半期には78.4%にまで伸びている。以前であれば、マレーシア国内で有料TVと言えば衛星放送のASTROやTMのブロードバンドサービスが提供するHyppTVが主要サービスとして見られていたが、数年前からiflixやviu、NETFLEX、tontonなどのオンラインTVの進出が相次ぎ、携帯キャリア各社も通信パッケージに組み込む戦略へ重点を置くことで差別化を図っている。

[マレーシアの有料TV普及率(世帯)]
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マレーシア国内では、IT関連のアウトソーシング、或いはデジタルコンテンツの輸出大国としての地位を築いており、国の成長に大きく寄与している。国内のインターネット環境はまだ発展途上の印象だが、インターネットフレンドリーで多言語を使用する国民が多いことから、コンテンツ関連のビジネスでは強さを発揮しているし、それが国際競争力として優位に働いている。市場調査業務で国内のデジタルコンテンツ企業の経営者や学校経営者へインタビューする機会があるが、零細企業であっても欧米諸国からの膨大な需要に支えられており、急速に事業を拡大していることを目の当たりにしている。クライアントも、誰もが知っているグローバル企業だったりする。学校においても、ここ数年で応募学生が急増しており、海外の大学と提携している専門学校も増えてきている。

連邦政府は、第11次マレーシア計画(2016年~2020年)においてデジタル経済のGDP寄与率を18%に設定しており、政府支援が活発化している状況にある。ただ、デジタルコンテンツ企業の経営者からは、日本企業との提携や仕事がまだ少ないとのことなので、日本企業の参入機会はかなり大きいと感じる。



大手マレーシア企業による日本製LED蛍光灯の在庫一掃セールス

大手マレーシア企業が在庫として保有している日本製LED蛍光灯を一掃したいとしています。製品仕様は以下のようになっています。通常の販売価格よりも安価に提供できるとのことですので、興味がございましたらお問い合わせください。

2,000ルーメンタイプ
色温度:昼白色5,000K
配光角度:220度
定格消費電力:20W
筒長:1,198mm
管径:30mm
重量:460g
管材料:ポリカーボネート
寿命:40,000時間
在庫数量:8,928本

1,600ルーメンタイプ
寿命:40,000時間
在庫数量:3,070本



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